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Raspberry Pi 4を搭載——ヴイストン、二足歩行ロボット「Robovie-Z」を発売

ヴイストンは2020年6月12日、2足歩行ロボット「Robovie-Z」の販売を開始した。

Robovie-Zは、新規開発のサーボモーター/ロボット制御基板/フレーム構造を採用し、メイン基板としてRaspberry Pi 4 Model B(4GBモデル)を搭載した二足歩行ロボットだ。

脚部にギア連動式リンク機構を採用し、ピッチ軸/ロール軸の動作と脚部の屈伸動作の独立した制御に成功。リンク機構の持つ安定性と制御の自由度を両立させている。

ソフトウェア面では、Raspberry Pi 4の処理能力を生かし、ロボット本体内での画像処理や各種の演算処理、ネットワークを活用した外部機器との連携などが可能だ。本体は組み立て/調整済みで、機動性とデザイン性を備えた外装も装着している。

Raspberry Pi 4に搭載されたARM Cortex-A72プロセッサー(1.5GHz クアッドコア)により、画像処理やネットワーク連携などを本体内で演算できる。また、冷却用のファンを装着しており、複雑な処理を安定して実行できる。

頭部には、Raspberry Pi 4に対応した小型カメラ「Raspberry Pi Camera V2」を標準搭載。画像処理などの演算結果をロボットの動作に反映させられるため、AI処理などに基づいた高度な自律動作をプログラム可能だ。

サーボモーターを直接接続するロボット制御基板として、新開発基板「VS-RC026」を搭載。VS-RC026には3軸ジャイロセンサーや3軸加速度センサーも搭載されており、二足歩行ロボットとしての基本的な動作と制御を完結できるように設計されている。

ROS(Robot Operating System)にも対応しており、「Motion Works for VS-RC026」で作成/登録したモーションプログラムをROS経由で呼び出す、ロボット本体の簡単なステータスを取得するといったことが可能だ。

価格は27万円(税抜)で、同社の公式ウェブショップで注文を受け付ける。

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