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NASA、宇宙と月面で使えるトイレのアイデアを募集中——賞金総額3万5000ドル

NASAは2020年6月25日、微小重力と月の重力の両方で機能するトイレの設計案を募集する「Lunar Loo Challenge」を開始した。締め切りは同年8月17日となっている。

Artemisは2024年までに女性として史上初の月面着陸となる女性と、男性の2人を月に着陸させるためのNASAのプログラムだ。それに備えて、宇宙飛行士を支援するための数え切れないほどの活動が進行中だ。

宇宙飛行士が宇宙服を脱いでいる間、地球上と同様にトイレが必要だ。宇宙用トイレはすでに存在し、国際宇宙ステーションなどで使用されているが、それは微小重力専用のものだ。

このチャレンジで、NASAはより小型かつ効率的で、微小重力と月の重力の両方で作動するトイレの設計案を募集する。それは14日間にわたって男女2人の宇宙飛行士をサポートし、異臭を抑え、さまざまな種類の排泄物に対応できるものだ。従来の航空宇宙工学とは異なる、革新的な設計コンセプトを求めているという。

Lunar Loo Challengeの賞金総額は3万5000ドルで、18歳以上向けのテクニカル部門の1位が2万ドル、2位が1万ドル、3位が5000ドルを受け取る。また、提案されたトイレの設計について、NASAのエンジニアや場合によっては宇宙飛行士と直接話し合う機会と、ジョンソン宇宙センターのプライベートツアーも提供される。

fabcross for エンジニアより転載)

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