日本企業の海外市場進出をサポート——Indiegogo、「ジャパン・ファーストトラックプログラム」開始
2020/11/10 14:40
Indiegogoは、JETRO(日本貿易振興機構)と共同で日本発世界を目指す企業をサポートする「ジャパン・ファーストトラックプログラム」を2020年11月に開始する。
Indiegogoは、237の国と地域から月間約1800万人が集まる世界最大級の購入型クラウドファンディングプラットフォームだ。プロジェクトの実行者は、プラットフォームを通じて、世界中から資金を募ることができ、その対価として支援者に完成した製品や作品などを任意で提供する。これまで90万を超えるプロジェクトが起案され、累計約2100億円を超える支援を集めた。プラットフォームには良質なアーリーアダプターのコミュニティが形成されており、製品コンセプトの検証やマーケティングの場として、世界中のスタートアップや大企業に活用されている。
日本企業の海外市場進出をサポートするジャパン・グローバルファストトラックプログラムでは、国境を越えたクラウドファンディングの課題を解決するため 、IndiegogoとJETROから、北米欧州市場向けのマーケティング戦略立案から実行(市場調査、ブランド構築、デジタル広告配信代行)、 65を超えるマーケティングやクリエイティブエージェンシーの紹介、フルフィルメント(受注、在庫管理、発送から代金回収まで)、小売、配送、日英バイリンガルスタッフによる通訳や翻訳などのサポートが受けられる。日本円でのファンディングが可能となり、日本の法人や個人としてグローバル市場への展開が容易となった。
プログラム開始に先だって、Indiegogoで企業のグローバル展開サポートに携わってきたHardware and Tech部門の代表者が、クラウドファンディングのノウハウを伝えるオンラインセミナーを開催する。過去にキャンペーンを成功させた先輩企業を招いた座談会や個別相談会の実施も予定されている。