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3D造形モデリング時間を大幅に短縮——ストラタシスのフルカラー3DプリンターとKeyShot10が3MF形式で実現

ストラタシスは2020年11月19日、同社の3Dプリンター(J55/J8シリーズ)と、 Luxionの3Dレンダリングソフトの最新バージョン「KeyShot10」により、クリックと造形ジョブだけでCMFモデルの造形シミュレーションが可能になったと発表した。

photo 出展:Luxion

同社のフルカラーマルチマテリアル3Dプリンター(J55/J8シリーズ)とKeyshot10は、これまでの出力形式(STL、OBJ、VRML)よりも大幅に改善された3MFファイル形式をサポートしている。3MFファイル形式でデザインを保存することにより、布や木材のようなテクスチャーを3Dでシミュレーションするための色やバンプ/ディスプレイスメントマップとともに、3D造形用ファイルの作成が可能になる。また、2021年にはさらなる機能強化が予定されている。

Keyshot10は今回のバージョンアップに伴い、フルカラー3Dプリント用のオプションとしてSmart Export機能が実装されており、上記の3MFファイルでのエクスポート機能はその一環となる。

ストラタシスによると、従来のモデリングでは最終イテレーションに1~3週間を要していたのに対し、3MFファイルのサポートとKeyShot10により、CMFモデルの3D造形モデリング時間を1日に短縮できると推定している。このワークフローにより、デザインプロセスでCMFデザインフェーズをより早期に開始でき、迅速な市場投入やモデリングの内製化が可能になる。

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