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認識精度を約99%まで向上——小売業向けインベントリー管理ロボット「Tally 3.0」

Simbe Roboticsは2020年10月22日、商品や棚の認識精度を約99%まで向上したインベントリー管理ロボット「Tally 3.0」を発表した。人より正確に管理でき、在庫切れや過剰在庫などを防ぐことで売り上げの向上や、コスト削減に貢献するとしている。

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Tally 3.0は、自律的に商品棚のスキャンとリアルタイムな在庫管理が可能な小売業向けインベントリー管理ロボット。最新モデルは、光学系性能やデータ処理機能の強化、耐久性と操作性の向上などプラットフォームをアップデートした。

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Tallyは2015年の発売以来、独自のHCD(Human Centered Design)アプローチにより優位性を保ってきた。Tally 3.0は、新たなオートフォーカス機能に奥行感覚を改善する最新のセンサーを組み合わせることで、光学系性能を高めている。新たなオートフォーカス機能は棚のタグの捕捉や、30インチ(762mm)離れた場所のデータの読み取りができ、ロボットの認識精度を約99%まで高める。

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また、Tallyのベースを高くすることで インテル「RealSense」の深度/RGBカメラが商品棚を良く見渡せるようになり、棚最上段のストック品まで把握することができる。これらのアップデートにより、移動スピードを落とすことなく、あらゆるタイプの商品棚から正確にアイテムを捉えることができる。

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コンパクトでスリムなボディーを継承しながら、最新のモバイル技術を採用することでコスト効果と耐久性を高めている。最小限のメンテナンスで高いパフォーマンスを長期間維持し、1台につき5000マイル(約8047km)以上の走行寿命を備える。さらにNVIDIAのGPUコンピューティングプラットフォーム「Jetson」を採用し、ディープコンピュータビジョンや最新AIアルゴリズムのランニングにより処理能力を強化している。

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