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指先を近づけるだけで画面操作が可能——タッチレスディスプレイ「Virtual Touch Panel」#CES2021

韓国VTOUCHによる「Virtual Touch Panel」が、2021年1月11日からオンライン開催されている「CES2021」においてイノベーションアワードを受賞した。

韓国のスタートアップVTOUCHが開発した「Virtual Touch Panel」は、3Dカメラとディープラーニングを利用することで、画面から離れた場所から指を差しても、まるで画面に触れているかのような正確なタッチ操作を可能にする技術であり、2021年4月に同社から正式リリースする予定だ。CES2021ではHyundai MobisやLG Displayブースでもこの技術が採用された。

最大65インチまでのディスプレイの上部に「Vtouchカメラ」を設置するだけで、タッチレスディスプレイとしての利用が可能になる。検出範囲は0~1.2mと、赤外線センサーや投影型静電容量方式(PCAP)などより広く、ユーザーの動きにリアルタイムに反応できる。

ユーザーの目と指の位置に基づいて画面操作したい箇所を特定するため、例えば高所に設置された従来のタッチディスプレイに手が届かない身長の人や車椅子に乗った人でも操作できるようになる。

Vtouchカメラの大きさは88×94×32mm。任意の製品に組み込めるハウジングのないタイプも備える。

同社のバーチャルタッチ技術は、コロナ禍で非接触対応が求められる現在、飲食店のデジタルメニューボードや、施設の案内表示、車載ディスプレイ、スマートホームなどといった幅広い用途が期待できる。

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