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3Dプリンターから出る有害物質が気になる人へ——エンジニアが空気清浄ユニットをDIY

米オハイオ州のエンジニアであるMike Buss氏は、3Dプリンター向けの空気清浄ユニットを製作した。「そもそも必要なかったかもしれない」マイコン、ファン、多数のセンサーを搭載し、「かなりやりすぎたシステム」と認めつつ、「とても楽しかった」と話している。

Buss氏には現在、生後3ヵ月の男の子がいる。3Dプリンター「Ultimaker S3」を買ったときに気になったのは、印刷時に排出される有害物質や微粒子が、健康に影響を与えるかもしれないということだ。故障したら発火する恐れもある。家には火災報知器もあり、3Dプリンターを使うときは窓を開けている。それでも、より安全にプリンターを使うため、Buss氏は自ら空気清浄システムを作製した。

プリンターの上部にチャンバーを乗せ、内部にはファン、HEPAフィルター、カーボンフィルター、Arduinoベースの制御基板を設置。温度、湿度、空気質センサー、火災警報器も備える。チャンバーはホームセンターで購入したレキサンシートを切断し、3Dプリンターで印刷したパーツで接続した。

ファンは印刷のスタート/ストップに合わせて動作する。回転速度はPWMで制御できるが、将来的には、センサーデータを使って自動調整したいという。万一、発火を検知した場合は、プリンターの電源を切断し、アラームが鳴るようになっている。

このシステムのおかげで、家族も安心感を得たようだ。Buss氏は製作過程や使用した部品をWeb上で公開している。

fabcross for エンジニアより転載)

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