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Formlabs、カスタムフィットイヤホンの製造開発で独Sennheiserと提携

Formlabsは、独Sennheiserと提携し、顧客の耳に合わせて3Dプリントするカスタムフィットイヤホンの製造方法を開発すると発表した。

Sennheiserは1945年創業の名門音響機器メーカーだ。Formlabsと提携するAMBEO事業部は没入型オーディオ機器を手掛ける部門で、Formlabsは没入感のあるサウンド体験に磨きをかける3Dプリント製イヤーチップのプロトタイプを開発中だ。

Formlabs Sennheiser AMBEO Customfit Earphone Prototype
Formlabs Sennheiser AMBEO Customfit Earphone Prototype

SennheiserのAMBEO没入型オーディオ部門ディレクターであるVéronique Larcher氏は、「我々は、カスタムフィットというコンセプトに非常に興奮している。カスタムフィットは、没入感のあるリスニングをさらに強化したカスタム体験を提供するものだ」と述べている。

Hearables 3D

カスタムフィットイヤホンの製作は、顧客がスマートフォンアプリを使って自分の耳を3Dスキャンすることから始まる。耳の型を取るために外耳道にシリコン剤を注入する必要はなく、スマートフォンを使った3Dスキャンとクラウドサービスで自動的にモデリングを行う「Hearables 3D」の技術が使われる。

Formlabs Sennheiser AMBEO Customfit Earphone

スキャンデータはクラウドベースの機械学習システムに送信され、システムが統計モデリングを使用してデータをイヤーチップデザインに変換。その後、Formlabsの3Dプリント準備用ソフトウェア「PreForm」で読み込んで、イヤーチップを3Dプリントする。

Formlabs Form 3B

イヤーチップの製造には、Formlabsが歯科技工用と位置づける光造形方式3Dプリンター「Form 3B」が使われる。Form 3Bは「Low Force Stereolithography (LFS)」技術を使い、生体適合性材料用に最適化された3Dプリンターだ。

Formlabsオーディオ部門のディレクターであるIain McLeod氏は、「Sennheiserとの技術提携は、製品開発においてよりユーザー重視のアプローチができるようにすることで、顧客が愛するブランドとの関わり合い方を変えようとするものだ」と述べている。

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