応募数120件——3Dプリント猛者が集った「もじゃコン」の結果を発表
2021/05/10 11:45
メルタは、「もじゃもじゃコンテスト」(通称:もじゃコン)の審査結果をnoteで発表した。
同社は3Dプリントの印刷ミス時に出力される“もじゃもじゃ”の美しさをたたえる「もじゃもじゃコンテスト」を2021年4月に開催。Twitter上で「#もじゃコン」のハッシュタグを付けての投稿を募ったところ、2週間で120件の応募が集まった。
各賞のうち、その名の通り“デカさ”だけで評価が決まる「デカさ部門賞」を受賞したのは有限会社Bダッシュの投稿だ。
製作過程はこちら pic.twitter.com/w87zPBi8z3
— 有限会社Bダッシュ (@Bdash_20050119) April 15, 2021
noteでは「ティラノサウルスを作るどころか、ジュラシックな衝撃をもたらす隕石級のもじゃもじゃが生産されてしまいました」と紹介されている。推定で50~60cmの高さにも及ぶであろう “もじゃ”は、多くの投稿の中でも群を抜くボリュームだ。
芸術的観点から評価する「美しさ部門賞」に輝いたのは、CashTHLo氏の作品。
#もじゃコン https://t.co/e4u6GTl73h pic.twitter.com/8NXsGXu37g
— Cash Lo (@CashTHLo) April 9, 2021
半壊したミロのヴィーナスはおぼろげながらもその輪郭を保っており、「まるでモザイクがかかっている様子は情報が溢れる現代社会においての匿名性を表現しているよう」と評された。
noteによると「最優秀賞」の選考は、そもそもの評価基準が定まらず、かなりの時間を費やしたという。最終的に「後続のもじゃもじゃの見本となるような、威厳があるもの」に評価基準が定められた「最優秀賞」を制したのは、Delphis氏の作品だ。
鎮まれ、鎮まりたまえ。さぞかし名のある山の主と見受けたが、なぜそのように荒ぶるのか!
— Delphis (@dread312xt) April 7, 2021
と言うわけでadventurer3の扉から飛び出すほどモジャモジャなゴミが出来ました。
元は猪ではなく、花瓶。#もじゃコン https://t.co/3vJlCfKn9c pic.twitter.com/gHdIqcPngs
運営からは「3Dプリンターから溢れ出る規格外の大きさと勢い、さらには天の川のように煌めくギャラクシー級の美しさ。黒く煌く邪悪で強そうな様から、もじゃ界のラスボス『盛邪王(もじゃおう)』として崇め奉られることでしょう」とのコメント。
Delphis氏には、「盛邪王が暴れ出さないように見張って」と、景品としてWi-Fiカメラが贈られた。
まさか数ある #もじゃコン の中で最優秀賞を頂けるとは夢にも思っていませんでした。
— Delphis (@dread312xt) April 25, 2021
本来ならため息と共に捨てられる物として見向きもされない”もじゃもじゃ”が株式会社メルタ様のユニークな企画で紹介出来た事を嬉しく思います。
ありがとうございました!!! https://t.co/82PWdYouGN
メルタのnoteでは、この他に「エピソード部門賞」「オーディエンス部門賞」と「特別賞」の2作品を紹介している。