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スペースコロニーのエネルギー源になる「人工葉」を開発——生きた藻類を3Dプリント

オランダのデルフト工科大学の研究チームは、光に当てるだけで簡単にエネルギーを生成できる新しい「人工葉」を開発した。生きた藻類そのものを3Dプリントすることで、宇宙空間など植物が通常育たない環境でも、持続可能なエネルギー生産が期待できる。研究結果は、2021年4月29日付けの『Advanced Functional Materials』に掲載されている。

研究チームは、バクテリアが作り出したバクテリアセルロースを基板とし、バイオプリンターを使って微細藻類を堆積させ、弾力性と光合成能力を兼ね備えた人工葉を作製した。環境にも優しく、生分解性があり、大量生産も可能だ。実生活で使うのに十分な機械的耐久性も備えているという。

生きている細胞を使用しているので、本物の葉のように自ら光合成をして栄養を作り出し、増殖し、エネルギーを糖として保存できる。そのため、スペースコロニーのように植物がうまく育たない場所でも、持続可能なエネルギーを供給することが可能だ。

生体細胞が環境を感知し応答する機能を利用すれば、人工葉だけでなく、光合成バイオ衣類、粘着ラベルなど、さまざま用途が期待できる。「もし日用品が生きていたらどうだろう。感知し、成長し、適応し、最終的には死滅するのだろうか?」と研究チームは投げかけ、今回の論文が新しい光合成生体材料を生む起爆剤となることを望むとしている。

fabcross for エンジニアより転載)

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