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非可食性のセルロースによる3Dプリンターフィラメントを開発、GSアライアンス

GSアライアンスが、非可食性のセルロース系天然バイオマス由来の3Dプリンター用フィラメント素材を開発した。

同社が開発したフィラメントは、非可食性のセルロースを主成分としており、環境にも食糧問題にもマイナス要因にならないのが特徴だ。

熱溶解積層(FDM)式の3Dプリンター用フィラメントはABS樹脂をはじめ、ASA樹脂やPP樹脂など多くの種類が存在するが、その多くが石油由来である。同社によると環境負荷軽減などを考慮し、3Dプリンターフィラメントに生分解性樹脂を活用する研究開発が始まっている。

現在でも多く利用されているPLA樹脂(ポリ乳酸)は、植物性由来のデンプンから作られる天然バイオマス系生分解樹脂である。しかしイモ類やトウモロコシなどの食料になる(可食性)素材を用いて作られるため、もし今後PLAの利用が増えてきた場合、食糧供給へ影響する可能性もあるとされている。

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