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Raspberry Piで体脂肪を落とせ——HIIT用パーソナルトレーナー「HIIT Pi」

Raspberry Pi財団は2021年7月7日の公式ブログで、エンジニアのJames Wong氏が開発したHIIT(高強度インターバルトレーニング)用ガジェットについて紹介している。

HIITは負荷の高い運動と小休憩を繰り返すトレーニング法で、自宅にいながら短時間で効果の高い運動ができるとして注目が高まっている。HIIT Piは、Raspberry Piとカメラモジュール、アプリを使ってHIITを正しい動作でできているかを確認できるガジェット。HIIT初心者のWong氏が、HIITのオンライントレーニングだけで本当に効果の高い運動ができているのかを不安を感じ、自ら“エレクトリックレフリー”と呼ぶHIIT Piを開発したという。

Raspberry Piとカメラモジュールでコンピュータービジョンを構成し、自動でユーザーの姿勢や動きを分析する。ユーザーは身体を動かしながら、リアルタイムで正しい運動ができているかをウェブアプリから確認できる。動作の正しさは、あらかじめ設定したルールや標準に照らし合わせスコアで表示される。

photo edge tpu

ユーザーの動きを捉えるRaspberry Piカメラモジュールは、およそ30fpsでRAW画像データをストリーミングする。Wong氏はさらに、オープンソースの機械学習プラットフォームTensorFlowの姿勢推定モデルを用いて、動画ストリームからフレームを抽出し、姿勢の正しさをスコア化するストリームハンドラーを考案した。

photo

Wong氏によると、現時点では分析可能な動作は腕立て伏せ、フットエクササイズ、ジャンピングジャックなど数種類に限られるが、今後も姿勢推定モデルのファインチューニングを重ねることで種類は増えていくとしている。HIIT Piはオープンソースプロジェクトとして 同氏のホームページにコードなど詳しい情報を公開している。

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