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工業グレードの耐久性でペイロード1kg——デスクトップ6軸協働ロボットアーム「Lite 6」

小型で軽量の6軸協働ロボットアーム「Lite 6」がKickstarterに登場し、キャンペーン開始後24時間で目標額の6倍に達するほど人気を集めている。

Lite 6は、中小企業、研究者、エンジニア向けで、工業グレードの耐久性を備えた手頃な価格のロボットアーム。クリエイターは、以前fabcrossで紹介した中小企業向け産業用ロボットアーム「xArm」を開発したUFactoryだ。Lite 6は、ピックアンドプレース作業、研究室の自動化、ロボット工学研究、傷をつけないタッチスクリーンテスト、コーヒーマシンのサービスロボットなど、さまざまな場面で活用できる。

UFactory Lite 6
UFactory Lite 6

Lite 6のペイロードは1kg、最大リーチは440mmで、最高速度は500mm/秒、再現性は0.2mm。本体には軽くて丈夫なカーボンファイバーを使用しており、重量は9kgと軽量に仕上げている。

UFactory Lite 6

アクチュエーターは、ハーモニックドライブとダイレクトドライブを組み合わせたハイブリッド機構で、コストと性能を両立させている。また、16ビットのアブソリュートエンコーダーとFOC制御アルゴリズム、独自のブラシレスモーターを内蔵し、高いトルク性能と再現性を実現した。

初心者はドラッグアンドドロップ操作で使えるフリーソフト「UFACTORY Studio」で、経験者はPython、ROS、C++でプログラミングして、アームの制御が可能だ。I/O端子も豊富で拡張性も高く、セットアップもしやすい。

UFactory Lite 6

Lite 6の特別早割価格は1199ドル(約13万6000円)で、グリッパー2種を加えた「Lite 6 Kit」は1499ドル(約17万円)。出荷は2022年5月の予定で、日本への送料は199ドル(約2万3000円)だ。

Lite 6は、2021年11月20日までクラウドファンディングを実施中。2021年11月8日時点で、5万ドル(約570万円)の目標額を大幅に上回る約52万ドル(約5900万円)を集めている。

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