新しいものづくりがわかるメディア

RSS


東工大発AIベンチャーのSOINN、エネルギー需要予測AI「E-1F」などネット販売開始

Switch Vision Lightによる画像判定の実行画面の例

東京工業大学発のAIベンチャーSOINNが、エネルギー需要予測AI「E-1F」および画像認識および外観検査AI「Switch Vision Light」のネット販売を開始した。

E-1Fは、対象施設等のエネルギー需要実績データと対象地域の気象データから自動で学習。気象予報に基づく将来のエネルギー需要の予測と、予測および実績差異に基づいた異常または異常兆候を検知することができる。専用機を用いなくても汎用のPCで稼働でき、学習や予測に使用する気象データはインターネット上から自動的にダウンロードする。

Switch Vision Lightは、膨大な学習データなどが不要な画像認識および外観検査AIだ。「超軽量教師あり学習」「良品学習」「半教師あり能動学習」の3通りから学習/推論方式を選択できるのが特徴だ。超軽量教師あり学習方式を用いてディープラーニング方式と同等の精度を得る場合、学習画像の枚数やハードウェアコスト、学習時間のいずれも50~100分の1に低減することが期待できるという。

AIの専門知識のない検査員が市販のPCを使って学習や運用することができ、最初期の学習および調整をSOINNが無償で対応することも可能だ。14日間の無償トライアル期間も設けている。

価格はE-1Fが月額4980円、Switch Vision Lightは個別見積もりとなる。

関連情報

おすすめ記事

 

コメント

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る