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旧OSが必要なユーザーに向けて——Raspberry Pi財団、BusterベースのOS「Legacy」を発表

Raspberry Pi財団は2021年12月2日、Raspberry Pi OSの旧バージョンをサポートする「Legacy」を発表した。最新版の「Bullseye」とLegacyからOSを選択できるようになり、新OSでソフトウェアが動かなくなったというユーザーの利便性が向上する。

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Raspberry Piは9年にわたり、Raspberry Pi OS(旧Raspbian)リリースのみをサポート対象としてきたが、それにより上流ブランチへ移行する際に大きな問題が生じていた。Debian Linuxが「Buster」からBullseyeへバージョンアップされた際、Raspberry Pi OSもBusterからBullseyeベースにアップデートしたが、その際に旧ソフトウェアやインターフェースのサポートが終了し、それに依存していたアプリケーションは使えなくなってしまった。

そこで旧バージョンへの依存性が高いユーザーに向けて、Raspberry Pi財団は、BusterリリースをベースにしたRaspberry Pi OS Legacyバージョンの開発を決定。Legacyでは、リリースのたびに多大なサポートタイムがかかるハードウェアアクセラレーションが有効な「Chromium」は使用せず、デフォルトではソフトウェアアクセラレーションのバージョンをサポートする。また、Linuxカーネルは長期にわたり安定したバージョン「5.10」のブランチとし、セキュリティーパッチはLinuxカーネルのみから取得している。

Raspberry Piのファームウェアは今後発売されるハードウェアをサポートするため、機能の不安定化を防ぐ目的でブランチされる予定だ。Legacyは、例えば「Raspberry Pi 4 rev 1.5(仮名)」といった旧モデルの派生品はサポートするが、「Raspberry Pi 5(仮名)」といった新モデルは対象外になるとしている。

Legacyは、関連コンポーネンツのアップデートが継続する間はサポートを続ける予定で、Debian Busterは2024年6月まで、Linuxカーネル5.10は2026年12月までサポートされる予定となっている。その間にDebianの次のメジャーアップデート版「Bookworm」が安定化すれば、LegacyはBullseyeベースに変更する予定だ。

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