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ラズパイにも対応——BrainChip、ニューラルネットワークプロセッサ「Akida」を搭載した開発キット発売

AKIDA DEVELOPMENT KIT - SHUTTLE PC

BrainChipは、高度なニューラルネットワークプロセッサ「Akida」を搭載した開発キット2機種の受注を開始すると発表した。パートナーや大企業、OEMが、高性能で小型の超低電力AIチップを社内テストや検証で利用できるようになる。

photo AKIDA DEVELOPMENT KIT - RASPBERRY PI

「AKD1000」チップを搭載したmini-PCIボードを含む開発キットは、x86 Shuttle PC向けとARMベースのRaspberry Pi向けの2機種を提供する。公式サイトでは、価格はそれぞれ9995ドル(約114万4000円)、4995ドル(約57万1000円)となっている。

photo AKIDA DEVELOPMENT KIT - RASPBERRY PI

プロダクションステータスに進化させたAkidaベースのアプリケーションとソリューション向け開発キットは、ニューロモーフィックを活用したエッジAIアプリケーション導入の一歩となる。Akidaの高性能なAIプロセッサは、これまでの技術では不可能だった多彩なエッジ機能を提供し、スマートホーム、スマートヘルス、スマートシティ、スマートトランスポーテーション、リモートコントロール、産業用IoT、ロボティクスなど広範なアプリケーションに適用できる。

photo

BrainChipが提供するイベントベースのAIプロセッサは、脳のニューロンの動作を模倣したスパイキングニューラルネットワークを取り入れ、エッジデバイスの要求に応える柔軟さとスケーラビリティを備える。エッジではセンサー入力と同時に分析が可能になり、システムのレイテンシーの削減により迅速なレスポンスと省電力を実現し、データセンターの大幅なCO2排出量削減にも寄与するとしている。

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