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直径600mm×高さ550mmの大型造形が可能な金属3Dプリンター「Sapphire XC」

Velo3Dは、直径600×高さ550mmの造形が可能な金属3Dプリンターの最新機種「Sapphire XC」を航空宇宙分野の顧客へ出荷したと発表した。

Sapphire XCの最大造形サイズは、直径600×高さ550mmと、従来機種「Sapphire」の同315mm×400mmよりも造形容量を400%拡大し、新機能の追加や性能の向上により生産性を大幅に向上する。Sapphire向けに設計され、造形品質が保証されたパーツのシームレスな移行ができ、これまでのユーザーはSapphire XCの導入で、従来の生産のスケールアップが可能になる。

Sapphire XCは、従来から備えるプリント準備最適化ソフトウェア「Flow」や、品質管理システム「Assure」を含む製造プロセス「Intelligent Fusion」を踏襲する。また、金属粉末層を一層ずつ融解する1kWレーザーを従来の2個から8個に増やし、非接触式リコーターを2倍高速化することで、オーバーヘッドタイムを大幅に削減。それらにより、生産性を最大400%向上し、生産コストを最大75%削減できるとしている。

対応可能な材料は、インコネル718/625、Hastelloy X、Hastelloy C22、アルミニウム、Scalmalloy、チタン合金(Ti-6Al-4V)など。航空、宇宙、防衛、ガス、石油、エネルギーといった先端テクノロジー分野で用いられる、ミッションクリティカルな産業用部品をさまざまな材料で造形できる。

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