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状況にあったゴルフクラブを手元まで飛ばしてくれるRaspberry Pi搭載ゴルフバッグ

Raspberry Piを搭載し、ゴルフクラブを空気圧で射出してくれるゴルフバッグガジェットが、Raspberry Pi公式ブログで紹介された。

このガジェットは使用したいゴルフクラブを空気圧で打ち出し、手元まで飛ばしてくれる。キャディのようにアドバイスをしてくれる機能も搭載しており、次のショットで打ちたい距離をガジェットに向かって話し掛けると、声をマイクで拾って距離に適したクラブを選んでくれる。さらに「風が強い」、「上り坂になっている」など、ショット前の状況を詳しく伝えると、それに応じてクラブ選択を調整してくれる。

Golf Bag Shooter with Raspberry Pi

各クラブはゴルフバッグの中でシリンダー状のチューブに収納されている。使用したいクラブを選ぶと、バッグ下部のモーターとギアボックスにより回転機構が動作し、チューブがエアシリンダーの上に移動して、空気圧でクラブを射出する機構を採用している。

カート部分には、ソフトウェア動作用のRaspberry Piとバッテリーを搭載。クラブが入ったシリンダーが通過するたびに音がするスイッチを採用しており、どのクラブがエアシリンダーの上にあるかを確認できる。

Golf Bag Shooter with Raspberry Pi

また、回転時にバッグの中でクラブのヘッド同士がぶつかることを防ぐために、3Dプリントしたカスタムパーツを使用している。パーツは各チューブの底部にはめ込まれており、クラブのグリップを固定する仕組みだ。

英国人元プロゴルファーで現在はゴルフ系YouTuberであるRick Shiels氏に使ってもらうため、クリエイターのNick O'Hara氏はこのゴルフバッグガジェットを、敷地内に広大なゴルフ場がある英国のホテルリゾートThe Mere Golf Resort & Spaまで持って行き、Shiels氏が実際に使用している様子の動画を自身のYouTubeチャンネルで公開している。

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