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除草剤不要の米作りを——アイガモロボット「ミズニゴール」

ハタケホットケが、水田の除草作業を軽減するアイガモロボット「ミズニゴール」の実証実験/レンタルの受付をCAMPFIREで開始した。

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同社によると、消費者の健康意識が高まる一方で、米の栽培では自然農法や減農薬が進んでいない。ひとつの理由として、農薬などを使わない場合の水田の除草作業が負担の大きいことが挙げられる。合鴨農法やトラクター型の除草機を使う方法などもあるが、餌代や機械代金などのコスト負担が大きく、導入できる農家は限られているという。

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今回開発したミズニゴールは、合鴨のように水田内を走り回って水を濁らすことで雑草の光合成を防ぎ、除草するロボットだ。また、攪拌することで酸素が行き渡り、稲の根がそれを吸収することで品質向上も期待できる。操作はラジコンで行い、人力で攪拌する場合に比べ、1反あたり6分の1の20分前後で作業完了できる。

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本体は防水性、耐水性に優れたグラスファイバーを採用。シンプルな構造を採用することで壊れにくく、重量も約7kgと持ち運びが容易だ。実証実験参加およびレンタル費用は1シーズン(2022年5~7月想定)10万円(税込)。対象は長野県内の農家限定5社だ。

CAMPFIREでのレンタル等の受付は2022年5月10日までで、ミズニゴールレンタル以外にさまざまな支援を受け付けている。

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