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太陽電池によるオフグリッド生活も——ナトリウムイオン充電池を搭載する大容量ポータブル電源「Bluetti NA300」

アメリカのポータブル電源機器メーカーBluettiは、Naイオン電池を使った大容量高出力ポータブル電源「Bluetti NA300」をCES2022で発表した。NA300は定格出力3000Wの正弦波インバーターと3000Whの容量をもち、ほとんどの家庭用電化製品に電力を供給できる。Fusion Boxを使えばもう1台のNA300と接続して、その性能を240V/6000Wへと倍増できる。アプリによる遠隔操作も可能だ。

同社によれば、このNaイオン電池は、多くの蓄電池システムに採用されているLiイオン電池に匹敵する性能を持っており、さらに室温、30分という条件で80%まで充電できる。また、電池の性能評価においてはほとんど必ずと言っていいほど話題に上がる低温での性能も良好で、気温マイナス20℃においても室温条件下と比較して80%以上のパフォーマンスを発揮できるという。

NA300の大きな特徴の一つは、太陽電池から3000Wもの充電入力に対応していることだろう。太陽光と一般電源から、それぞれ最大3000Wずつ、合計6000Wの充電が可能で、充電容量も同社の拡張バッテリーモジュール「B480(充電容量4800Wh)」2個と組み合わせれば12600Whまで拡張可能だ。

同社は、NA300を中心にしたシステムにより、停電時や自然災害時といった緊急時だけでなく、太陽電池パネルなどサステナブルな発電システムと組み合わせることで、商用電源から切り離されたオフグリッドな環境を構築することも可能だと、その性能をアピールしている。

fabcross for エンジニアより転載)

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