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Raspberry Pi CM4やNVIDIA JetsonをMini-ITXサイズに集約——4ノードクラスター「Turing Pi 2」

Raspberry Pi Compute Module 4(CM4)やNVIDIA Jetsonシリーズを最大4枚まで搭載できるMini-ITXサイズの「Turing Pi 2」がKickstarterに登場し、人気を集めている。

Turing Pi 2は、小型かつ静音であり、エネルギー効率の高い4ノードクラスターだ。Turing Pi 2については以前fabcrossでも紹介しているが、今回のクラウドファンディングで正式に提供開始となる。Turing Pi 2は、スマートホーム、セルフホスティング、Kubernetesなどのクラウドネイティブスタック、機械学習などに利用できる。

Turing Pi 2

Raspberry Pi CM4のほか、独自開発の「Turing RK1」、機械学習やデータサイエンスに適したNVIDIA Jetson Nano/TX2 NX/Xavier NXに対応。Raspberry Pi CM4とJetson Nanoを同時に搭載するなど、異なるモジュールを組み合わせた構成にすることもできる。ファームウェアはオープンソース化し、ノードごとのOTA(Over The Air)更新やリモートクラスター管理にも対応する。

Turing Pi 2

基板には、GbE L2マネージドスイッチ、SATA3(6Gbps)ポート×2、イーサネットポート×2、HDMIポート、DSIポート、USB 3.0ポート×3、SIMスロット、VLANサポート、24ピンATX電源、40ピンGPIO、ベースボード管理コントローラー(BMC)などを搭載する。拡張性にも配慮し、ワイヤレスモジュールやセルラーモデムなどの後付け用に、Mini PCI Expressスロットも2つ備える。

Turing Pi 2

Turing Pi 2の早期割引価格は209ドル(約2万7000円)で、出荷は2022年9月の予定だ。送料はキャンペーン終了後に確定する。

Turing Pi 2 は、2022年6月16日までクラウドファンディングを実施中。2022年5月31日時点で、6万4000ドル(約810万円)の目標額をはるかに上回る約150万ドル(約1億9000万円)を集めている。

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