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クラウドベースIDEを使いFPGAの基礎から応用まで学べるFPGAボード「STEPFPGA」

FPGAやVerilogの基礎から応用までを学習できるFPGAボード「STEPFPGA」がKickstarterに登場し、キャンペーン開始後13時間で目標額を達成するほど人気を集めている。

STEPFPGAは、電子工学に多少の心得があってさらに進んだ開発をしたい人、FPGAに興味はあるがどこから手を付けていいのか分からない人に適している。チュートリアルと使いやすいクラウドベースのIDEを活用して、FPGAやVerilogの基礎を体系的に学び、論理ゲート、デコーダー、マルチプレクサー、フリップフロップなど基本的なデジタル回路の実装と実行ができる。

STEPFPGA

Lattice Semiconductor製FPGAチップ「LCMXO2-4000HC」をはじめ、LED、2桁7セグメントディスプレイ、トグルスイッチ、プッシュボタン、USBポート、GPIOピン36本を搭載する。サイズは18×27×9mmだ。

ドライバーのインストールは不要で、MSD対応のUSBポートからUART通信とプログラムの書き込みが同時にできる。WebベースのIDEプラットフォームは、継続的に使いやすさの改良を図る予定だ。ハードウェア記述言語はVerilogまたはVHDL。Mac、Windows、Linuxで動作する。

STEPFPGA

拡張性も高く、例えば、STEPFPGAとDAコンバーターモジュールを組み合わせれば、DDS方式のファンクションジェネレーターを作製できる。ブレッドボードや組み込み機器のどちらにも理想的なフットプリントだ。

STEPFPGAのキャンペーン価格は、USBケーブルが付属して59カナダドル(約6100円)。チュートリアル(電子版)付きセットは109カナダドル(約1万1000円)で手に入る。出荷は2022年7月の予定で、日本への送料は15カナダドル(約1600円)だ。

STEPFPGAは、2022年7月7日までクラウドファンディングを実施中。2022年6月21日時点で、7500カナダドル(約78万円)の目標額3倍以上となる約2万8000カナダドル(約290万円)を集めている。

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