新しいものづくりがわかるメディア

RSS


小型PCユニットを付け外し可能——パソコンとキーボードが一体化した「Abacus」

Windows 10をプリインストールしたキーボードPC「Abacus」がKickstarterに登場し、キャンペーン開始後わずか2時間で目標額を達成するほど人気を集めている。

Abacusは、一見シンプルなキーボードだが、取り外し可能な小型PCユニットを備えた薄型軽量のポータブルデバイスだ。好きなディスプレイとHDMI接続するだけで、書類作成、Webサイト閲覧、動画視聴、プログラミング、ゲームなど、通常のPCと同じように使える。

Abacus

PCユニットには、Intelクアッドコアプロセッサー、eMMC(最大容量128GB)、メモリー(最大8GB)を搭載し、Wi-FiおよびBluetoothに対応している。PCユニットは、2.4GHz接続ベースの独自技術「Infinite Connect」によりキーボードと常時接続するため、電源ケーブルやHDMIケーブルとつながったPCユニットは部屋の隅に置き、キーボードは膝の上に置くといったような使い方も可能で、ケーブルの取り回しを気にせず使用できる。

Abacus

Abacusは3種類あり、ストレージ容量32GB/メモリー2GBの「Abacus Basic」、64GB/4GBの「Abacus Plus」、128GB/8GBの「Abacus X」を用意している。Abacus BasicはMIDIコントローラーと互換性があり、Abacus Plusは3Dプリンター用スライサーソフトを使用でき、Abacus XはCAD用途にも適しているという。

PCユニットの大きさは93×62×25mmで、USB2.0ポート×2、USB3.0ポート×1、HDMIポート、ギガビットイーサネットポート、3.5mmオーディオジャック、micro SDスロットを備え、電源には18W以上のUSB PDを使用する。PCユニットはGPIOピンも備えているので、電子工作もできる。また、プリインストールされているWindows 10 Homeのほか、Linuxディストリビューションもインストールして使える。トラックパッド付きキーボードの大きさは93×268×25mmで、バッテリーを内蔵しておりmicro USBポート経由で充電する。

Abacus
Abacus

Abacusはエネルギー効率も高く、通常のデスクトップPCより消費電力を75%削減している。筐体にはリサイクルプラスチックを利用し、2.5mm厚の射出成形で頑丈だ。

Abacusのキャンペーン価格は、Abacus Basicが124ポンド(約2万円)、Abacus Plusは168ポンド(約2万7000円)、Abacus Xは208ポンド(約3万4000円)。その他に、価格は25ポンド(約4100円)高くなるが、各モデルのポリカーボネート製透明筐体版も用意している。出荷は、Abacus X以外が2023年1月、Abacus Xは2023年2月の予定で、送料はキャンペーン終了後に確定する。

Abacusは、2022年8月11日までクラウドファンディングを実施中。2022年7月25日時点で、3万5000ポンド(約570万円)の目標額の6倍を上回る約21万ポンド(約3500万円)を集めている。

関連情報

おすすめ記事

 

コメント

今人気の記事はこちら

  1. 地下から無尽蔵のエネルギーを得る——MIT、強力マイクロ波を使って大深度地熱井を掘削
  2. 米海軍、強襲揚陸艦「エセックス」上で金属3Dプリンター導入実証実施
  3. 造形サイズが2.7倍に拡大——FLASHFORGEデスクトップ家庭用3Dプリンター「Finder3」発売
  4. 3Dプリントでデスクトップサイズの風洞試験装置を自作
  5. 特集は3Dものづくり入門——CQ出版、「トランジスタ技術」2022年9月号発売
  6. アシックス、パラメトリックデザイン手法と3Dプリント技術を活用した「ACTIBREEZE 3D SANDAL」を開発
  7. 加工不要な木製品——MIT、植物細胞から木材を培養する実験
  8. ラズパイとの違いは? 初心者向けArduinoの使い方とオススメキット
  9. スイッチサイエンスがM5Stackの工業用途向け開発プラットフォーム「M5Station」を販売開始
  10. ArduinoでもRaspberry Piでも動かせるDIYロボットキット「CodeRover」

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る