新しいものづくりがわかるメディア

RSS


小型トラックのような電動アシストカーゴバイク「eQuad」がニューヨークに登場——都市部でのラストワンマイル配送に活用

都市型配送ソリューションを開発運営している英Fernhayの配達用電動アシスト自転車「eQuad」がニューヨークに登場し、注目を集めている。

アメリカに本拠を置く国際総合物流企業United Parcel Service(UPS)は、2050年までにカーボンニュートラルを達成するという同社の目標に従い、パイロットプログラムの一環として、ニューヨークのマンハッタンでeQuadの試験運用を開始した。同社は、既に英国のロンドンでeQuadを試験運用している。

eQuadは、サドルの後ろにコンテナ型ボックス「CUBE」を搭載する荷台付きの4輪電動アシスト自転車だ。外見はミニトラックのように見えるが、運転者がペダルをこいで駆動する。走行スピードはペダルをこぐ速さによって変わるが、最高時速は25kmとなっている。

CUBEの大きさは1800×800×1500mmで、走行を妨げない設計でありながら、最大で重量200kgの荷物を積載可能だ。また、側面の開口部が広く荷物の積み下ろしがしやすくなっている。

eQuadは3020×910×1950mmのスリムな車体設計で、混雑した都市部でも自転車レーンを走行できる。見た目に反して非常に重心が低く、スピードを出しても安定して走行できるため、都市部での小荷物配送の効率化に期待が寄せられている。

騒音や二酸化炭素排出量を減らして交通渋滞を解消し、都市部でのスムーズな配達を実現するソリューションとして、eQuadの運用に熱い視線が注がれている。

fabcross for エンジニアより転載)

関連情報

おすすめ記事

 

コメント

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る