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NSITEXEなど4社がエッジAIプラットフォーム開発で協業

NSITEXEとOTSL、京都マイクロコンピュータ(KMC)、アクセル(AXELL)の4社は、RISC-V ISAを採用したNSITEXEのAI推論処理IP向けエッジAIプラットフォーム開発での協業を発表した。

デンソーのスピンオフであるNSITEXEのAI推論処理IPとは、MIMD型ベクトルプロセッサと独自のアーキテクチャを採用した2D Convolution Engineを組み合わせた半導体IPだ。車載電子システム向け機能安全規格ISO26262で安全要求レベルが最も厳しいASIL Dまで対応し、自動車をはじめとするさまざまなエッジデバイスにおけるAI推論処理を安全かつ低消費電力で行う。

エッジAIプラットフォームは、学習済みニューラルネットワークモデルをAI推論処理IP向けに変換するデプロイツールと、ニューラルネットワークモデルを演算・実行するミドルウェアで構成される。ユーザーは機械学習ライブラリTensorFlowやPyTorchなどのフレームワーク上で開発したモデルをAI推論処理IP上で処理できる。

NSITEXEはニューラルネットワークフレームワークやMATLAB/Simulink上で作成したモデルをAI推論処理IPへデプロイする環境を提供する。OTSLはRISC-Vベクトルプロセッサ上で動作するリアルタイムOSを、KMCは同プロセッサ向けLLVM/Clangコンパイラを提供する。AXELLは組込システムに最適なAI実行環境を提供する。

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