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ラズパイでRFIDを使う——UHF帯RFID拡張ボード「UHF RFID」シリーズ

さまざまなシングルボードコンピューターと組み合わせてUHF帯RFIDリーダーを作れる拡張ボード「UHF RFID」シリーズがKickstarterに登場し、人気を集めている。

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UHF RFIDは、Raspberry PiなどのSBCと接続して、UHF帯RFIDリーダーを製作できる拡張ボード。1秒で最大50枚のタグを読み取れる「Lite」と同200枚読み取れる「Max」バージョンを揃えており、それぞれRaspberry Pi用HAT/Pico用拡張ボード/ブレークアウトボードの3種類を提供する。

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UHF RFIDは、840~960MHzのUHF(極超短波)帯周波数を送受信するアンテナを搭載し、通信距離が比較的長いのが特徴。情報が書き込まれたタグを、離れた場所から一括で読み取れるRFIDシステムを低コストで構築できる。

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UHF RFID Liteの通信距離は最長2mで、タグの読み取りのみ対応する。5Vの電源で動作し、Raspberry Pi用HAT/Pico用拡張ボードには、0.91インチのOLEDディスプレイを搭載する。

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UHF RFID Maxの通信距離は最長5mで、タグの読み取りと書き込みに対応する。3.3Vの電源で動作し、Raspberry Pi用HAT/Pico用拡張ボードには、1.14インチのOLEDディスプレイを搭載する。Lite、Maxとも国際規格Rain RFIDに対応し、ISO 18000-63とEPC Gen2V2に準拠する。

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UHF RFID Liteは、Raspberry Pi用HAT/Pico用拡張ボード/ブレークアウトボードをそれぞれ、99ポンド(約1万6100円)/99ポンド/89ポンド(約1万4500円)で提供する。UHF RFID Maxは、Raspberry Pi用HAT/Pico用拡張ボード/ブレークアウトボードをそれぞれ、299ポンド(約4万8900円)/299ポンド/249ポンド(約4万円)で提供する。いずれもUHFタグ10枚が付属する。出荷は2022年11月を予定しており、日本への送料は15ポンド(約2450円)だ。

UHF RFIDは、2022年9月26日までクラウドファンディングを実施中。9月20日時点で、目標額の500ポンド(約8万2000円)を上回る約3600ポンド(約59万円)を集めている。

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