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ストラタシス、FDM3Dプリンター向け信頼性試験済み新材料など提供開始

ULTEM 9085のカラーバリエーション

ストラタシスが同社の3Dプリンター「Fortus 450mc」用の検証済み材料(13種類)と、SAF技術を搭載した3Dプリンター「H350」用の材料「SAF PA12パウダー」を提供開始する。

13種類のフィラメントは、Fortus 450mcをはじめとするストラタシスのFDM方式3Dプリンターで利用可能だ。またFortus 450mcでは、OpenAMソフトウェアを通じてサードパーティ材料が使えるようになる。

フィラメントのうち、VICTREXの「AM 200」は石油/ガスや航空宇宙など、厳しい技術要件の産業における最終用途の部品製造用に配合された、強度の高い半結晶PAEKフィラメントだ。

Covestroの「Addigy PA6/66-GF20 FR LS」は難燃性ガラス繊維複合材料で、鉄道用途の欧州規格「EN45545」の要件に適合しており、強度と剛性はNylon12CF相当である。さらにKimyaの「PC-FR」は難燃性PC(ポリカーボネート)で、同じくEN45545要件を満たしており、少量生産の交換部品など最終使用部品に使用可能だ。これらの材料は現在注文可能で、2023年初頭までに出荷する予定だ。

既存材料であるULTEM 9085については、レッド、ドリームグレー、ホワイト、ジャナホワイト、ガンシップグレー、エアクラフトグレーとカラーバリエーションを拡大した。

H350向けのSAF PA12材料について、最初の供給元としてALMを選定。PA12(Nylon 12)は、優れた耐薬品性や高い剛性を備えており、産業用3Dプリント造形に適する。SAF PA12について、ストラタシスは2022年内の受注開始を予定している。

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