1.54インチ正方形LCD基板「Squary」——「RP2040」または「ESP-12E」を搭載
2022/11/21 07:30
1.54インチLCDを搭載した48×33mmの小型基板「Squary」がKickstarterに登場し、人気を集めている。
Squaryは小型でありながら、解像度240×240、65K RGBカラー、輝度350nit(=350cd/m2)の正方形ディスプレイを実装し、さまざまな用途にクリアで鮮明な視覚効果を提供する。
Raspberry Piが開発した低コスト高性能のマイコン「RP2040」を搭載した「SquaryPi」と、ESP8266 SoCを搭載した超低消費電力Wi-Fiモジュール「ESP-12E」を搭載した「SquaryFi」の2種類を用意している。どちらもGC9A01ドライバーとSPIインターフェースを備えて、入出力ピン数を少なくしている。さらに、外部GPIOピン、プログラマブルボタンやUSB-Cポート、バッテリーコネクターなどを搭載する。
SquaryPiとSquaryFiの基本的な仕様はほぼ同じだが、SquaryPiのみ加速度計とSDカードスロットを備えている。
いずれも単体でスマートウォッチ、モニター、ゲーム用ディスプレイとして使えるが、専用コンソール「Squary Console」を利用すれば、最大2×3のマルチディスプレイとして使うこともできる。SquaryPiとSquaryFiは同一コンソール上で互いに通信できるので、混在可能だ。ただし、Wi-Fi機能を日本国内で使用するには、技適(技術基準適合証明・認定)を取得し、技適マークが付されていなければならないので、注意が必要だ。
Squaryのキャンペーン価格は、SquaryPiが23ポンド(約3800円)で、SquaryFiが25ポンド(約4100円)。Squary Consoleは、2×1タイプ(Squary2個付属)が45ポンド(約7400円)、2×2タイプ(Squary4個付属)が85ポンド(約1万4000円)、2×3タイプ(Squary6個付属)が125ポンド(約2万1000円)だ。Squary Consoleに付属するSquaryの組み合わせは自由に選べる。出荷は2023年2月の予定で、日本への送料は18ポンド(約3000円)だ。
Squaryは、2022年12月4日までクラウドファンディングを実施中。2022年11月15日時点で、目標額500ポンド(約8万2000円)の9倍を上回る約4700ポンド(約76万円)を集めている。