新しいものづくりがわかるメディア

RSS


ラズパイにキャラクター液晶を——Raspberry Pi用LCDアダプターキット「6-in-1 LCD Adapter HAT」

Raspberry Pi用LCDアダプターキット「6-in-1 LCD Adapter HAT」がKickstarterに登場し、人気を集めている。

photo

6-in-1 LCD Adapter HATは、Raspberry Piに2列×16文字か4列×20文字の表示が可能なキャラクターLCDを搭載できるアダプターキット。それぞれモノクロかRGBバックライトタイプを選べ、ロータリーエンコーダーと6つのプッシュボタンで操作できる。

photo

2列×16文字の表示用ディスプレイ「LCD1602」のサイズは80×36mm、4列×20文字の表示用ディスプレイ「LCD2004」のサイズは77×47mmと98×60mmの2種類がある。モノクロタイプは16ピンコネクターを、RGBタイプは18ピンコネクターを使用し、いずれも18ピンヘッダーに差し込み、同じインターフェースで制御が可能だ。

photo

Raspberry PiのGPIOコネクターとの接続はI2Cポートのみ使い、残りの26ピンは他のタスク向けに使用できる。搭載するマイクロプロセッサーは、Raspberry Piからのコマンドの受け取りとアダプターでの実行、さらに、ロータリーエンコーダーとプッシュボタンの状態の読み取りと、Raspberry Piへのデータ送信の役割を担う。ディスプレイには、静止、スクロール、点滅のメッセージを表示でき、ロータリーエンコーダーとプッシュボタンを使いスクロールや選択、決定の操作ができる。

photo

キットの内容は、基板とRaspberry Pi用2×20オス/メスGPIOヘッダー、基板取り付け用部品、ロータリーエンコーダーとプッシュボタン×6、1×18オス/メスピンヘッダーとなっている。基板には、マイクロプロセッサーを含むSMT部品はアセンブル済みだが、他の部品ははんだ付けが必要。LCD1602とLCD2004はキットに含まれていない。

photo

6-in-1 LCD Adapter HATは、今なら早割価格20ドル(約2700円)で入手できる。2023年5月の出荷を予定しており、日本への送料は7ドル(約940円)だ。2023年3月17日までクラウドファンディングを実施しており、3月13日時点で1000ドル(約13万円)の目標額を上回る約3300ドル(約45万円)を集めている。

関連情報

おすすめ記事

 

コメント

今人気の記事はこちら

  1. ラズパイオシロを自作しよう——Raspberry Pi Pico用オシロスコープ基板DIYキット「PL2302KIT」
  2. リチウムイオン電池より4倍高いエネルギー密度のリチウム空気電池を開発
  3. 航続距離1000kmのeVTOL「Vertiia」が初の飛行試験に成功
  4. FFF方式3Dプリンターを高速化——「Creality SONIC PAD」発売
  5. 基板のパターンが109キーボードの配列──はんだ付けだけで自由にキーボードを自作できる「FLINT キーボードを作ろうぜ!キット2」
  6. スペクトラム・テクノロジーがRaspberry Piを使いWi-Fi 6Eに対応した「WiFiプロトコル・アナライザ V2」を販売開始
  7. 土日で完成! 趣味のラズパイ BME680の測定データを小型ディスプレイに表示させる
  8. 電子工作初心者向け「ゼロからよくわかる! Arduinoで電子工作入門ガイド 改訂2版」発刊
  9. 手回し式靴下編み機を作って靴下を編んでみた
  10. 無線LAN対応ラズパイPico——スイッチサイエンス、技適取得済みの「Raspberry Pi Pico W」発売

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る