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外付けウェブカメラApple「iSight」をラズパイで復活させる「PiSight」の修正版

2003年にAppleが発売した外付けウェブカメラ「iSight」にRaspberry Piを搭載してUSBウェブカメラ化する最新の方法について、Raspberry Pi公式ブログが紹介した。

元になっているプロジェクトは、2020年にMax Braun氏が公開した「PiSight」だ。PiSightとは、分解したiSightにRaspberry Pi ZeroとRaspberry Pi Camera Module 2を搭載し、USBウェブカメラとして使用できるようにしたものだ。

Raspberry Pi公式ブログによると、Braun氏がフォークしたUSBビデオクラス(UVC)ソフトウェアは最新のRaspberry Pi OSに対応していなかったが、修正して動作するようになったとしている。

Raspberry Pi USB Webcamera

また、Raspberry Pi Zero 2 WとカメラモジュールがiSightの筐体に収まるよう、サポートパーツ2個を3Dプリントする必要がある。3DプリントするパーツはRaspberry Pi Camera Module 3に合うようアップデートされており、デザインを微修正している。

この修正版PiSightを応用し、Raspberry Pi公式Webサイトでは、iSightの筐体を使用せずにUSBウェブカメラを構築する方法をチュートリアルとして公開している。

Raspberry Pi USB Webcam

チュートリアルでは、構築に必要なものを記載した購入リストに加えて、ソフトウェアのインストール手順やハードウェアの組み立てなどを解説しており、マウント付き収納ケースの3Dプリント用stlファイルやレーザーカット用f3dファイルも公開されている。

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