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マイクロディスプレイ搭載イーサネットブリッジ——小型イーサネットボード「ESPi」シリーズ

ESPi Wi-Fi

小型のイーサネットボード「ESPi」シリーズがKickstarterに登場し、わずか数分で目標額の調達に成功している。

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ESPiは、無線でのインターネット接続を可能にする小型のイーサネットブリッジだ。Wi-Fiモジュール「ESP32-S3-WROOM1」を搭載する「ESPi Wi-Fi」と、Wi-Fi対応マイコンボード「Raspberry Pi Pico W」搭載の「ESPi Pico」を提供する。

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TCP、UDP、WOL over UDP、ICMP、IPv4などのインターネットプロトコルをサポートし、プラグアンドプレイ仕様で場所を選ばず簡単にインターネット接続ができる。IoTデバイスやロボティクス、ホームオートメーションシステム、産業向け制御システムなどへの利用を想定する。

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ESPi Wi-Fiは、イーサネット、1.14インチTFTディスプレイ、5方向ジョイスティック、USB Type-C、ブート/リセットボタンを搭載。Wi-Fi、Bluetooth、UART通信に対応し、センサーなどの周辺デバイスを接続できるGPIOを備え、本体サイズは32.64×104.32mm。MCUモジュールは高性能SoC「ESP32-S3」シリーズで構成され、ウェイクワード検出や音声コマンド認識などのAIやIoTアプリケーションへの適用が可能だ。

photo ESPi Pico

ESPi Picoを20ポンド(約3300円)、ESPi Wi-Fiを25ポンド(約4200円)、両方のセットを40ポンド(約6600円)の特別価格で提供する。出荷は2023年6月を予定しており、日本への送料はいずれも10ポンド(約1700円)だ。2023年4月21日までクラウドファンディングを実施し、4月17日時点で目標額の500ポンド(約8万3000円)を上回る約4400ポンド(約74万円)を集めている。

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