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燃料電池を動力源に持つ全長114mのスーパーヨットの建造が、ドイツで進行中

Lurssen Yachts/Youtube

大型の豪華ヨット建造を手掛ける独Lürssenは2023年3月8日、二酸化炭素を排出しない燃料電池技術を特徴とした大型ヨットの建造を、プロジェクト「Cosmos」として発表した。

Lürssenは約150年以上にわたって1万3000隻以上の各種船舶を製造し、現在はオーダーメイドのスーパーヨットの建造で知られる。同社の事業は営業、エンジニアリング、設計、建造、ロジスティクスからトレーニングサービスまでを展開する、総合設備・造船会社だ。

プロジェクトCosmosのヨットは全長114.2mで、内外装のデザインは、オーストラリアのプロダクトデザイナーであるMarc Newson氏が担当した。機関系の特徴は、メタノールを改質した水素で駆動する燃料電池であり、排出ガスのないヨットになるという。

なお今後数ヶ月間の建造作業は、自社のドックが他の作業や構造的な近代化作業のために占有されていることから、近隣の施設で進められる。

なお、企業経営者で知られる前澤友作氏のInstagramには、このヨットの進水式のビデオが投稿されている。コメント欄には同氏が「進水式。ここから完成までは約1年半ほど。全長114.2m。ドイツ ルーセン造船所製」と投稿している。これらの情報から、今回のスーパーヨットは、前澤氏の発注によるものと推測されている。

fabcross for エンジニアより転載)

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