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キーアサインも自由自在——透明キートップにイメージ表示できるディスプレイ内蔵キーボード「Flux Keyboard」

ディスプレイ一体型キーボード「Flux Keyboard」がKickstarterに登場し、わずか8分で目標額の調達に成功している。

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Flux Keyboardは、フルHDのIPSディスプレイ上に脱着可能な透明キーボードフレームを装着した、いわばタッチパネルのようなキーボード。指の感覚を使い正確かつ高速なタイピングができるような物理キーボードを使いながら、カスタマイズ性の高いスクリーンキーボードのメリットを取り入れている。

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ディスプレイには各キーの割り当てや背景動画/イメージを表示でき、インタラクティブスタイルの設定も可能。AdobeやMicrosoft、Autodeskなどが提供する主要なソフトウェアをサポートし、専用ソフト「Flux Polymath」を使い、キーボードのレイアウトやショートカット、言語などを自由にカスタマイズできる。

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各キースイッチは磁力を活用するMaglev式を採用し、摩擦の少ない快適なタイピングが可能。ディスプレイの下に配置したホール効果センサーがキーの位置を精密に検知するため、0.1mmレベルのアクチュエーションポイントの調整ができる。タクタイルとリニアの2タイプを提供し、キーボードフレームは持ち上げるだけで簡単に交換できる。

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本体には最大4つのモジュールを搭載でき、デフォルトでは天気やシステム情報などを表示するワイドウィンドウとして機能するパッシブモジュールが付いてくる。オプションで、各種対応アプリケーションの制御ができるダイヤルモジュールやキーモジュールを提供する。モジュールの色は、ブラックかフロステッドから選べる。

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本体のサイズは193×320×22mmで重さは1.6kg。クアッドコアARMプロセッサーと8GBメモリーを搭載し、OSはWindows 10/11、macOS 11+、Linux/Android/iOS(限定互換性)に対応する。PC接続用にUSB Type-Cポート×1、ハブもしくは外部デバイス接続用にUSB Type-C 2.0ポート×2を備える。

Flux Keyboardは、今なら数量限定の早割価格570豪ドル(約5万円)で入手できる。2024年1月の出荷を予定しており、日本への送料は15豪ドル(約1400円)だ。2023年4月21日までクラウドファンディングを実施し、4月18日時点で20万豪ドル(約1800万円)の目標額を大きく上回る約505万豪ドル(約4億5650万円)を集めている。

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