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モジュラー構造の産業グレード7軸ロボットアーム「Lucid ONE」

モジュラー構造の7軸ロボットアーム「Lucid ONE」がKickstarterに登場し、注目を集めている。

Lucid ONEは、AI視覚測距と慣性計測技術により直感的に制御可能な産業グレードのロボットアーム。以前、fabcrossで紹介した7軸ロボットアーム「AMBER B1」の新モデルだ。ドラッグ操作によるティーチング、軌道自動補正などの機能を備える。

Lucid ONE

Lucid ONEはRobotics Transformer(RT-1)とOpenAIに対応しており、拡張現実(AR)を利用したプログラミングとビジュアライゼーションが可能であることも特徴だ。さらに、撮影スタジオ向けに、カメラロボットが1分で撮影する軌道やアングルを自動的に計画する「Just a Snap」機能も備えている。

Lucid ONEは、先端に磁気コネクターを取り付けてツールアタッチメントを交換できる設計になっている。アタッチメントは3Dプリンター、レーザー彫刻、スマートフォンホルダーなどがあり、さまざまな用途に対応可能だ。

Lucid ONE

Lucid ONEの制御周波数は300Hzで、本体重量は3.2kg。最大可搬重量は1.5kg、リーチは443.6mm、最大TCP(ツールセンターポイント)速度は毎秒1.5mだ。また、制御周波数が1000Hzでリアルタイム制御可能な「Lucid ONE PRO」も用意しており、Lucid ONE PROは視覚認識制御やジェスチャーコントロールにも対応する。

キャンペーン価格はLucid ONEが1399ドル(約19万円)、Lucid ONE PROは2999ドル(約41万円)だ。日本への送料は350ドル(約4万8000円)で、出荷は2023年11月を予定している。

Lucid ONEは2023年6月14日までクラウドファンディング中だ。目標額1万ドル(約140万円)に対し、2023年5月22日時点で目標額の12倍を上回る約12万2000ドル(約1700万円)を集めている。

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