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16インチ8KモノクロLCD搭載の光造形方式3Dプリンター「Apex-maker X1」

16インチLCDを搭載する光造形方式3Dプリンター「Apex-maker X1」がKickstarterに登場し、注目を集めている。

Apex-maker X1は8KモノクロLCDを使用しており、より大きな造形物を高速造形できる3Dプリンターだ。造形サイズは198.72×353.28×400mmで、通常の造形速度は30~80mm/時、最高造形速度は180mm/時だ。

Apex-maker X1
Apex-maker X1

XY解像度は0.046mmで、感情豊かな表情や複雑な模様など高精細の表現が可能だ。積層ピッチは0.01~0.3mm。本体サイズは440×548×862mmで、正味重量/総重量は44.5kg/60kgだ。

Apex-maker X1

本体前面には操作用の7インチタッチスクリーンが搭載されているほか、タッチスクリーン上部の青色LEDインジケーターで進行状況を視認できる。また、プリンター本体にはHDカメラが搭載されており、アプリを使用して進行状況を確認できる。

Apex-maker X1のビルドプレートは工場出荷時にキャリブレーション済みなので、手動で水平出しする必要はないという。造形ジョブ中にレジンを自動供給する機能に加え、レジンバットの温度監視機能も備えており、過熱や冷却を防ぎ最大60℃まで加熱可能だ。

Apex-maker X1

対応ファイル形式はstl/obj/slc。スライサーソフトはCHITUBOXとLychee Slicerに対応しており、今回のキャンペーンではCHITUBOXの有料版年額プランを1年分無料利用できる専用ライセンスが付属する。

Apex-maker X1の特別早期割引価格は9412香港ドル(約18万円)。出荷は2023年11月の予定で、日本への送料はキャンペーン終了後に請求される。

Apex-maker X1は2023年10月22日までクラウドファンディング中だ。目標額38万9940香港ドル(約730万円)に対し、2023年9月4日時点で目標額の25倍以上となる約1000万香港ドル(約1億9000万円)を集めている。

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