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ラズパイとArduinoで制御する二足歩行ロボットを自作——ネット上の動画や講座のみで独学

ロボティクスや電子工学の初心者がRaspberry PiとArduinoで制御する二足歩行ロボットを自作したプロジェクトを、Raspberry Pi公式ブログが紹介した。

このプロジェクトで特筆すべきは、ロボットを作製したのが約20年間ソフトウェア開発に従事してきたソフトウェアエンジニアで、ロボティクスや電子工学、リアルタイムシステムに関しては全くの素人だったことだ。

Modular Biped Robot Project

未経験の状態から無料のオンライン講座とYouTube動画の内容のみで学習し、Raspberry PiとArduinoを搭載した二足歩行コンパニオンロボットを自作した。この「Modular Biped Robot」プロジェクトはオープンソースで、GitHubで公開されているので、全く同じロボットを作成できる。

ロボットの本体パーツは3Dプリントして作成しており、Raspberry Pi 3 B+とArduino Pro MiniをそれぞれカスタムPCBに搭載している。モーションセンサーで人の存在を検知してアクションを起こすほか、周囲に人がおらず動きを検知しない状態での省電力モードへの切り替え機能や、顔検出機能、音声認識機能も搭載している。

Modular Biped Robot Project Dan Makes Things/YouTube

Arduino Pro Miniはサーボモーターの制御に用いており、サーボモーターは首と頭部用に2つ、脚部用に9つ使用している。

Raspberry Piは、ロボットの「視覚」を担当するカメラモジュールや、音声出力用ブザー、頭部に「目」として設置されるNeoPixel LEDリング、顔認識と画像処理を最適化するCoral「USB Accelerator」、動きを感知するマイクロ波センサーなどの制御に用いられており、Raspberry PiとArduino間の通信にはロジックレベルコンバーターを使用している。

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