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生成AIを活用してオリジナルジュエリーをデザイン——EncodeRingが「Jewelry Planner AI」を公開

EncodeRingが、生成AIを活用して、会話形式でオリジナルデザインのジュエリーをデザインできる「Jewelry Planner AI」を公開した。2023年11月13日時点で、ChatGPT Plusユーザーのみ利用可能だ。

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同サービスはChatGPTを使い、予算や素材、デザインのイメージ、使いたい石の種類などを自然言語形式で伝えるだけで、オリジナルデザインを提案するサービスだ。作成したデザイン画像を、同社が2023年11月6日にリリースした、スケッチや画像をアップロードしてジュエリーの3Dモデルを作成するサービス「Jewelry 3D Modeler」を利用することで、3Dモデル化できる。あらかじめデザインイメージが決まっている場合は、元になる画像などからデザインすることも可能だ。

photo Jewelry Planner AIによるデザイン

このようにして作成した3Dモデルをもとに、同社が提供している「FREE3DPRINT」サービスを利用して、3Dプリンターでワックス原型として無料で出力、これを鋳造すれば最終的なジュエリー製品にできる。また、同社が提供する、3Dデータをアップするだけでオリジナルのジュエリーが作れるネット鋳造サービス「CASTY」を利用すれば、ワックス原型作成、鋳造、仕上げまでをワンストップで依頼することができる。

photo Jewelry 3D Modelerによる3Dデータ化
photo シルバーで鋳造した最終製品

同社ではこれまで3Dプリンターを活用し、累計5万本以上のジュエリーを作製してきた。今回開始したJewelry Planner AIサービスでは、3Dプリンターを用いたマスカスタマイズの生産ノウハウを応用して、独自デザインのジュエリーを大量生産することを目指す。

また、生成AIを活用することでジュエリーデザイナー不足を補い、3Dプリンターによる効率的な量産システムを構築することで、オーダーメイドジュエリー購入への障壁を下げることを目指すとしている。

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