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2D写真を立体表示できる——空間AIディスプレイ「Looking Glass Go」

ポケットサイズの空間AIディスプレイ「Looking Glass Go」が、Kibidangoでプロジェクトを開始した。

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Looking Glass Goは、通常の2D写真を、奥行きのある立体空間を再現した映像として表示するディスプレイだ。最新のAIアルゴリズムを使って2Dデータを空間化し、映像を立体的にディスプレイ上に表示するものだ。

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写真を「blocks.glass」にアップロードすると数秒でAIが写真に奥行きを与え、ワイヤレスでLooking Glass Goに映像を転送できる。最新のNeRFやガウシアンスプラッティングなどの技術を使い、スマホ/Looking Glass Go/Looking Glass Go対応アプリの3つで、高精細な3Dスキャンが可能になった。ヘッドセットや特殊なメガネも不要で、複数の人で同時に楽しめる。

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オンラインアカウントに接続してスマホ/タブレット/ノートパソコンなどからblocks.glassに公開中の空間映像をブラウズし、Looking Glass Goに直接送ることも可能だ。

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Looking Glass Goの中に1000枚以上の空間映像を保存できるので、Wi-Fi接続がなくても空間映像を楽しめる。デスクトップに置く時はUSB-Cケーブルに接続し、屋外でもオプションのバッテリーパックを使えば2時間まで使える。

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製品サイズは16×8×1.9cm、重さ235g、素材はABS/スチール/ガラス。視野角58°、視点数40~100可変視点式、解像度1440×2560ピクセル、アスペクト比9:16だ。

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Kibidangoでは、30個限定のLooking Glass Goファウンダーズエディション(12万8000円)、Looking Glass Go ホワイト(4万5000円、いずれも送料、税込)などのプランを用意する。プロジェクトが成立した場合、限定モデルは2024年2月、それ以外の製品は2024年6月の送付を予定している。目標金額は500万円に対し、2023年12月12日時点で約5300万円の支援を集めている。なお、同じプロジェクトがKickstarterでも進行中だ。

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