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voxeljetとParastruct、建設廃材をリサイクルした材料の3Dプリントに成功

ドイツのvoxeljetとオーストリアのParastructは、建設廃材をリサイクルした材料を使った3Dプリントに成功したと発表した。両社が取り組む共同プロジェクトの実用化に向けた、最初の概念実証の成果となる。

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Parastructが開発したリサイクル材料「Ecomould」は、建設業から排出される有機物残材とミネラルバインダーで構成され、コンクリートやセラミックのコールドキャスティング用の型や、ラミネート加工などの用途に適している。両社は同材料と3Dプリンティング技術を取り入れた生産方式を実用化することで、さらなる持続可能性の向上を目指している。

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Ecomouldでの造形には、voxeljetのバインダージェット方式3Dプリンターシステム「VX200」が用いられた。同社のバインダージェット方式3Dプリンティング技術は、さまざまな材料へ柔軟に対応できるオープンソースシステムを採用するため、Ecomouldの処理に適している。また、最大4000×2000×1000mmの造形ができるなど豊富な機種をそろえており、Ecomouldの適用範囲を拡大できる。

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両社の技術が実用化されることで、建設業界において廃棄物の処理とリソースの仕入れコストの削減が期待できる。また、従来の砂/フェノール樹脂製型の生産方式より大幅にCO2の排出を削減でき、「欧州グリーンディール(EU Green Deal)」などが掲げるカーボンニュートラルや持続可能性の目標達成にも貢献する。

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