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AIによる安全対策機能を持ち、5Gで通信する電動バイク「5G e-Bike」が登場

モバイルソリューション企業の米Orbicは、2024年2月26日、AIによる物体検知や衝突回避のための技術、5G通信機能を搭載した電動バイク「5G e-Bike」を発表した。また、発表と同日に、実車をMWC(Mobile World Congress)Barcelona 2024で公開した。

5G e-Bikeは、複数の役割をもつカメラを装備する。走行シーンをライブストリーミングする6400万画素の前方カメラ、ビデオ通話用の800万画素のカメラのほか、物体検知や衝突回避といった安全対策用の200万画素のカメラが対向車などを検出し、音声と視覚でライダーに警告する。

また、7インチのタッチスクリーンディスプレイを持ち、バッテリーの状態、速度、距離、地図、走行軌跡などを表示する。同バイクはWi-Fiアクセスポイントの機能もあり、ピクニックやトレイル、バーベキューなど、どこでもネット接続を利用できる。

5G e-Bikeは、5G接続で通信速度を最適化し、情報機器のレスポンスを高めた。これによって、リアルタイムの地図表示や、追跡機能へのアクセスも容易で、周囲の状況をより正確に把握できる。

また、出先でのライブストリーミングやトレイルの体験を、いわゆる「パンくずリスト」と呼ばれる位置情報の履歴とともに記録し、共有できる。この機能により、仲間同士が、個人の都合に合わせたタイミングで同じ場所を訪問し、現地での体験を共有できる。

5G e-Bikeでは化石燃料を使用しないことから、ユーザーはCO2排出への罪悪感を抱くことなく、環境に優しい移動手段として利用できると同社は説明している。

fabcross for エンジニアより転載)

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