Kibuは、自分で組み立てと修理ができ、使用後はリサイクルも可能な子ども向けのヘッドホンキットだ。部品の多くはリサイクル材料を3Dプリントして作製しており、故障しても簡単に修理して長く使用できるため、環境意識の向上やヘッドホンの仕組みの学習効果が期待できる。

ヘッドホンは子どもでも簡単に組み立てられるようシンプルな設計となっており、ドライバーユニットとイヤーパッド、ハウジングを順番に重ねるだけで、配線やねじ止めは不要。簡単に分解もでき、故障や破損した部品を交換するだけで修理が完了する。

構成部品の70％は植物性のリサイクル材料を使用しており、不要になったヘッドホンを返送すれば部品に再利用される。また、音量を制限して音響性難聴のリスクを低減する独自のKibu Safety Engineを搭載し、最大音量に設定されたデバイスにプラグを差し込んだ直後でも、85dB以下の音量に抑えることができる。

複数台のヘッドホンをつなぎ、同じ音源を聴けるデイジーチェーンにも対応する。カラーは、ピーチ、グリーン、ブルーに加え、3色を組み合わせたカスタムを用意している。送料のみで部品交換に対応するKibu Careは1年間で12.5ポンド（約2430円）必要だが、Kickstarterの支援者には無料で提供する。

Kibuの予定小売価格は61.5ポンド（約1万2000円）のところ、今なら数量限定早割価格の39ポンド（約7600円）で入手できる。2024年7月の出荷を予定しており、日本への送料は15ポンド（約2900円）だ。2024年5月15日までクラウドファンディングを実施しており、5月9日時点で5000ポンド（約97万円）の目標額を上回る約1万8000ポンド（約350万円）を集めている。