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3Dプリントした型で射出成形——射出成形複合機「Flovv-e」と射出成形機「Flovv」

射出成形複合機「Flovv-e」と射出成形機「Flovv」がKickstarterに登場し、目標額の調達に成功している。

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Flovv-eとFlovvは、3Dプリンティングと射出成形を組み合わせ、それぞれの利点を融合するコンセプトを基に開発。3Dプリンティングの柔軟さと精密さ、射出成形の速さと丈夫さを取り入れることで、高品質かつ強靭な部品が作成できる。Flovv-eは1台2役で、Flovvは他の3Dプリンターで造形した型を使った射出成形に対応する。

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Flovv-eはFFF方式3Dプリンターと射出成形機を組み合わせた複合機。3Dプリンター部の最大造形サイズは320×320×400mmで、最高造形速度は秒速300mm。チャンバー内は最高60℃まで設定でき、造形中の温度と湿度を最適に制御することで成形型の品質を向上する。オートベッドレベリング機能やフィラメント切れセンサーを搭載し、ヒートベッドの最高温度は120℃、本体サイズは770×550×855mm、重さは36.2kgだ。

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Flovv-eとFlovvは共に産業向けRIM(反応射出成形)システムと同じ機能を有し、3Dプリンターで造形した型内にポリウレタンフォームの原料を吐出する。型内で混ざった原料が発泡、硬化することで成形でき、原料の正確な配合により毎回一定の品質を保証する。

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材料はアプリケーションに応じて、硬質から軟質まで広範な発泡材に対応する。離型剤は有罪な薬品やVOC(揮発性有機化合物)を未使用のため、手を使って型に塗布できる。自動クリーニングシステムを搭載し、チューブやノズルに残った原料をエアーで排出する。本体サイズは390×275×625mm、重さは約5.4kgだ。

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Flovv-eは数量限定早割価格2699ドル(約42万2000円)、Flovvは同649ドル(約10万1000円)、両機種のセットは同3200ドル(約50万円)で提供中だ。2024年11月の出荷を予定しており、日本への送料は出荷前に決定する。2024年8月5日までクラウドファンディングを実施中で、7月18日時点で1万ドル(約158万円)の目標額を大きく上回る約17万4000ドル(約2763万円)を集めている。

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