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RP2040マイコンを使ったラブ診断ゲーム「Dr. Love」——検知するのは手汗

「Dr. Love」がRaspberry Pi公式ブログで紹介された。Dr. Loveは、RP2040マイコンで制御する名刺サイズの愛情診断ガジェットだ。

本体の金属(ニッケル製)パーツに指を当てて約10~15秒くらい待つと、中央のウィンドウに表示するハートのグラフィックで診断結果を表示する。

RP2040マイコンに0.96インチのミニディスプレイが付属した「RP2040-LCD-0.96」を使用。コイン形リチウム電池1つで稼働する。

このガジェットでは、ガルバニック皮膚反応(Galvanic Skin Response:GSR)という電気皮膚活動(Electro Dermal Activity)データを利用している。センサーで手指の精神性発汗を検知し、それによる電気抵抗の値から愛しているかどうかの結果を出す。

作者はイタリア在住のUn Kyu Lee氏。ガジェットのアイデアはHackadayの名刺交換チャレンジから「名刺の本質に似た、魅力的かつ記憶に残るものを作りたい」と生まれた。同氏の妻との共同開発とのことだ。Dr. Loveは電子ガジェット向けマーケットプレイスの「tindie」で、自分ではんだ付けして組み立てるDIYキットとして49ドル(約7200円)で販売している。GitHubには必要な部品リストや組み立てマニュアルがある。

筐体には、「多くの夫婦が思ったよりも愛し合っていない可能性」を考慮して、愛情診断の結果によって既婚者ユーザーに何かが起きてしまったときに備え、ジョークとして離婚弁護士の電話番号(にせの番号)も記載したということだ。

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