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DLP方式3Dプリンター「Origin Two」と後処理システム「Origin Cure」ーーStratasysが発表

Stratasysは、DLP方式3Dプリンター「Origin Two」と後処理システム「Origin Cure」を発表した。

Origin Twoの特長は、射出成形に匹敵する高精度の造形、再現性、表面仕上げだ。厳しい精度要求に応えつつ、少量生産から中量生産において高額となる金型製作やセットアップのコストを削減するよう設計されている。

Origin Cure 後処理システム「Origin Cure」

Origin TwoとOrigin Cureは、品質管理維持や予備部品のオンデマンド納品による在庫管理の改善、部品製造工程の集約による一貫性向上を通じて課題を解決する。コネクター、航空宇宙、自動車などの産業にとって重要となる精度±50µmを安定して達成し、シールやガスケット、ハウジング、窓部品作成などの用途に適している。

Origin Twoによる精度±50µm以内の再現性は93%以上で、表面仕上げ平滑性は最高RA 3µm、最高造形速度は20mm/時だ。加熱チャンバーにより、最高300℃の加重たわみ温度(HDT)を持つ材料で信頼性の高い造形ができる。

Origin Twoは波長385nmで露光し、P3(Programmable PhotoPolymerization/プログラマブル光重合) DLP技術により、高温樹脂から高粘度材料まで幅広い高性能材料をサポートする。

Origin TwoとOrigin Cureは、2024年9月9~14日に米シカゴで開催された「International Manufacturing Technology Show(IMTS)2024」で展示された。日本では2024年9月10日から受注を開始している。

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