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ハイブリッド車用バッテリー「Freevoy」を発表——4C超高速充電、電気のみで400km以上走行 中CATL

電気自動車(EV)用バッテリーを生産する中国のContemporary Amperex Technology Co., Limited(以下、CATL)は2024年10月24日、ハイブリッド車向けにスーパーハイブリッドバッテリー「Freevoy」を発表した。電気のみでの走行距離が400km以上で、4Cの超高速充電が可能であるのはハイブリッド車用バッテリーとしては世界で初めてとなる。

Freevoyは、EREV(航続距離延長型電気自動車)およびPHEV(プラグインハイブリッド車)向けに設計されている。EREVやPHEVには、航続距離が短い、充電に時間がかかる、低温時の性能が低下するといった課題があった。

Freevoyはこれらの課題を解決するものだ。具体的な技術としては、カソード材料の表面改質技術と新しい高電圧電解質配合を組み合わせることで、ナノ保護層を形成する。これにより、活性層内の副反応を最小限に抑えた。また、高活性の励起状態粒子をカソード材料に統合することで、材料内のリチウムイオンの輸送効率が大幅に向上した。

それらに加えて、CATLが開発したSOCの高精度モデルと、バッテリーマネジメントシステムのアルゴリズムやハードウェアのアップグレードにより、FreevoyのSOC制御精度が40%向上した。さらに、全体的な純電気利用率は10%以上増加し、純電気走行距離も400km以上となった。

また、4C超急速充電技術を採用したことで、10分間の充電で280km以上の走行が可能となっている。

Freevoyではナトリウムイオンバッテリー技術を採用することで、低温による制限も打ち破った。極寒の環境下でも、−40℃まで放電、−30℃まで充電が可能で、−20℃までは常温と同等のシームレスな運転体験を維持できる。

Freevoyはすでに、Li Auto、AVATR、DEEPAL、CHANGAN NEVO、NETAなど、さまざまなブランドの多数のモデルで使用されている。2025年までに、Geely、Chery、GAC、VOYAHなどのブランドのハイブリッド車30モデルがFreevoyを搭載し、発売される予定だ。

fabcross for エンジニアより転載)

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