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4種類のレーザーで加工できる——卓上型レーザー刻印機「Ortur H20」

卓上型レーザー刻印機「Ortur H20」がKickstarterに登場し、30分で目標額の調達に成功している。

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Ortur H20は、簡単に交換可能な4種類のレーザーモジュールを使用し、さまざまな材料のカットや彫刻ができる。オプションで提供するトップカバーと、モーター駆動のZ軸リフト搭載のベースプラットフォームを組み合わせた3層構造にすることで、クラス1のレーザー安全性を備え、背の高い材料の加工にも対応する。

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450nm波長の10/20/40Wブルーレーザーと、1064nm波長の2W赤外線レーザーの4種類のヘッドモジュールを提供する。40Wモジュールは、20mm厚の木材や30mm厚のアクリルなどを容易にカットできるパワーを備え、10/20Wモジュールは、10mm厚の合板や6mm厚のアクリルなどの薄い材料のカットや、高精細な彫刻加工に対応する。2W赤外線レーザーは、ステンレス鋼、アルミニウム、胴、金めっきなど、金属材料への高精細な彫刻加工に適している。

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トップカバーにはHDカメラシステムが含まれ、ビジュアルポジショニングとオートエッジ検知機能により、加工イメージと対象物の正確な位置合わせが可能。オプションのロータリーローラー「YRR 3.0」を使えば、ボトルやマグカップ、ボールなど円柱や球状の対象物を回転させながら加工ができる。本体にはマシンのステータスが一目で分かる1.3インチのOLEDスクリーンを搭載し、専用アプリからデザインのアップロードやリアルタイムモニタリング、微調整などができる。

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本体サイズは623×548×277mmで、最大加工サイズは420×300mm(10/20Wレーザー使用時)、410×275mm(40Wレーザー使用時)、420×275mm(2W赤外線レーザー使用時)。モーション精度は0.01mm、最高加工速度は20000mm/分だ。

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Ortur H20の10Wレーザーモジュール搭載モデルは、予定小売価格899ドル(約14万1000円)のところ今なら539ドル(約8万4500円)で入手できる。各種レーザーモジュール、トップカバー、ベースプラットフォーム、ロータリーローラーなどはアドオンで追加できる。出荷は2025年1月を予定し、日本への送料は194香港ドル(約3900円)だ。2024年12月23日までクラウドファンディングを実施しており、12月20日時点で目標額の3万9100香港ドル(約79万円)を大きく上回る約323万香港ドル(約6536万円)を集めている。

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