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ラズパイ搭載産業用コンピューター「RevPi Connect 5」発表

Raspberry Pi財団は、産業用コンピューター「Revolution Pi」シリーズに、「Raspberry Pi Compute Module 5(CM5)」搭載モデル「RevPi Connect 5」が加わったと発表した。

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ドイツのKUNBUSが開発するRevolution Piシリーズは、「Raspberry Pi Compute Modules 1(CM1)」の登場以来、フレキシブルな産業用デバイスとして展開されている。同財団はKUNBUSとの長期にわたるパートナーシップを通じ、CM1からCM5搭載モデルまで10年以上に及ぶ進化の歴史を目にしてきた。

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2024年11月27日に発表されたCM5は、最大2.4GHzのクアッドコアCPUやUSB 3.2コントローラー、改良したPCIeコントローラーを搭載するなど、産業向けニーズに応える性能と機能の向上を図っている。また、CMシリーズへの継続的なインターフェースの統合は機能の拡張に加え、Revolution Piのキャリアボードのスペースの解放にも貢献してきた。Raspberry Piエコシステムに統合されたインターフェースが、より柔軟なハードウェア設計を促進することで、RevPi Connect 5では最大4基のマルチギガビットイーサネットポートを搭載でき、複数の産業用フィールドバスやネットワークの低レイテンシー接続が可能になる。

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KUNBUSによると、産業デバイスの開発者のニーズを理解するRaspberry Pi財団とのパートナーシップは特別なもので、早い段階でのサンプル提供はとても助かっているという。特に開発プロセスにおいて、DINレールエンクロージャー内のCM5から生じる熱の制御は重要なパートとなり、カスタムヒートシンクの設計とテストにサンプルを活用した。また、ソフトウェア開発においても、Raspberry Piプラットフォームによるスムーズな統合や、技術面での課題解決にエンジニアのサポートを受けている。

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