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イベントレポート

地方イベントに行こう!長野県発の「上モノラボ」は上田と東京のMakerの人間交差点だった

手を挙げれば何でもできる地方都市。まだまだ資源は眠っている

会場近くを流れる千曲川。 会場近くを流れる千曲川。

とはいえ、初めてのイベント開催は、苦労も多かったのではないだろうか?

「イベント開催の直前に、机の仕様が変更になって、展示レイアウトを変更することになり、パンフレットのデザインデータを慌てて作り直したりと大変でした」とはitogさん。コストを抑えるために、テントや机などの設えも手作りだ。テントのひさしの布を張るための柱を抑える金具は、近所の板金屋さんに作ってもらった。苦労はしたが、結果として手作り感とデザイン性がよいバランスで会場を彩る結果となった。 

近所の板金屋さんに発注したブース装飾のための金具。 近所の板金屋さんに発注したブース装飾のための金具。
展示ブースの様子。 展示ブースの様子。

「上田市は人口16万人でちょうどいい規模の町。自然もあるし、一般的なチェーン店もあって、蕎麦屋も温泉もある。適度になんでもあって、暮らしやすい。僕は上田市をオール3の町と言ってます。5があると、1ができてしまう」(井上さん)

Makerと地域というテーマでは、これまで政令指定都市クラスの大都市と、限界集落に注目が集まっていた。しかし実際のところ日本に多いのは、上田市規模の市町村だ。10万~数十万人規模の市町村が元気になる取組みこそが、現在求められているのではないか。

井上さんはこう語る。「HanaLab.を設立して4年が経過し、上田市内でも私たちがこれまでの地域になかった、新しいものを持ってくる団体だと思っていただけるようになりました。お金になるかどうかはわからないけれども、地方は誰でも手を挙げれば面白いことができるし、いろいろなことにまとめて関わることができます」。たくさんのプレーヤーが地域に参画することによって、小さなさざ波が大きなうねりになる。そこに必要なのはちょっとした好奇心と、人とのつながりだ。東京の持つリソースと、上田市の持つリソースが相乗効果を発揮した上モノラボ。次回以降の開催はまだ未定とのことだが、上田と東京のMakerたちの交流によってこの地域に生まれた芽は、いつの日か大きく花開くだろう。 

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