新しいものづくりがわかるメディア

RSS


イベントレポート

九州のMakerが大集合「北九州モノカフェ2014」に行ってきた

西南女学院大学短期大学部は学生がScratchを使って開発した子ども用ゲームを出展。ブースの前でゲームに熱中する子どもの姿も見られた。

竹害対策に考案した竹製の弦楽器を弾く田中 昇三さん。
バイオリン型やチェロ型など、さまざまなオリジナル竹楽器を開発。この楽器はワークショップに参加することで手に入れられるという。

マネキンに息を吹きかけることで口臭をチェックする「測定女子」を出展したのは、北九州高専からスピンアウトしたベンチャー企業「Next Technology」。直前にとんこつラーメンを食べた筆者がどういった結果になったかは想像に任せたい。

東京から参加したユカイ工学はPepperを使ったリモコンデバイス「Pepperのマホウノツエ」を展示。

また2日目には同社が開発した「konashi」を使ったスマホ連携ガジェットを開発するワークショップも開かれた。 

九州工業大学は移動式プラネタリウムを展示。各回とも満員になる大人気で、この他にも小型人工衛星やロケットの展示もあった。

取材中、東京から参加した人に話を聞く機会があり、「Make:Tokyo meeting(オライリー・ジャパンによるMaker Faire Tokyoの前身イベント)みたいな感じですよね」と言っていたのが印象的だった。
都市圏主導かと思われたメイカーズムーブメントは地方にも波及していて、地方に住むメイカー達自身の手によってイベントやコミュニティーが生まれ、新しいものづくりの文化が着実に浸透している様子が伺えた。

古くから工業地帯として栄え、現在も企業の生産拠点が集う北九州エリアは、新しいものづくりの文化との相性も良い土地柄なのかもしれない。
このコミュニティーの中から今後、世界を驚かせるようなプロダクトを生み出すメイカーが生まれる日も遠い未来ではないと感じた。

関連情報

おすすめ記事

 

コメント

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る