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ワークショップにいってみよう

DMM.make AKIBA名物「FRISKおじさん」とヘッドホン・アンプを作ってきた

いよいよ午後は電子工作!

お昼休憩が終わりサーキットルームに集合し、FRISKケースの中身につめるプリント基板の加工をしていきます。

昔のFRISK風ヘッドホン・アンプはユニバーサル基板を使用していたため作業が多く、9時間にも及ぶワークショップだったとのこと 昔のFRISK風ヘッドホン・アンプはユニバーサル基板を使用していたため作業が多く、9時間にも及ぶワークショップだったとのこと
プリント基板にヘッドホンジャックと電解コンデンサを差し込む プリント基板にヘッドホンジャックと電解コンデンサを差し込む

プリント基板の組み立てにおいて気をつけるべきことは、電子部品の足の処理です。プリント基板から足がはみ出ているとFRISKケース内のフタが閉まらなくなるので、しっかり根元からニッパーでカットしてはんだ付けします。

1/6W抵抗、セラミックコンデンサ、ピンヘッダ、LED、スライドスイッチをはんだ付けした 1/6W抵抗、セラミックコンデンサ、ピンヘッダ、LED、スライドスイッチをはんだ付けした
ポリウレタン線のはんだメッキ処理 ポリウレタン線のはんだメッキ処理

ここまでは楽勝! 分かりやすいテキストとプリント基板のおかげで楽しくハンダ付けしました。ワークショップ外でもたまにはんだ付けをすることがあるのですが、ポリウレタン線を扱うのは初めてでした。基板に付けるポリウレタン線の端2~3mmだけにはんだメッキするにあたり、被膜樹脂が溶け落ちるタイミングをつかむのが最初は難しかったです。

中央の小さく黒いチップがOPアンプである 中央の小さく黒いチップがOPアンプである

基板にOPアンプをはんだ付けします。端子がかなり細いですが、マスキングテープで仮止めすると付けやすくなります。OPアンプが組みあがったら、さらにプリント基板にはんだ付けします。

テスターで配線チェックした後、テスト用回路を作りプレイヤーとヘッドホンをつなげて実際に音楽を再生。無事、音楽が聞こえました。なかなかいいペース! と思われたが……?

ここからはまさかの針金工作。ゼムクリップを加工して電池バネをつくり、はんだ付けします。ゼムクリップは100円ショップなどで容易に安く入手可能な上に、導電性とばね性があるので電池バネの材料にうってつけです。

見本の通りに切って曲げる作業で一見簡単そうなのですが、意外に曲げるのに力が必要な点、ちょっとした曲げの角度の違い乾電池の端子からずれてしまい接触が悪くなってしまう点で、作るのに大変苦労しました。でも大丈夫、ゼムグリップは何個もあるので何回でも失敗できますよ!(私は2回やりました)

さらに、格闘したのがボリューム配線。小さなVR基板にポリウレタン線を6本はんだ付けし、その上からボリュームの足も差し込みはんだ付けします。ここまで来ると時刻は16時過ぎ。疲れてきたのもあり、はんだで隣の穴を塞いてしまう、付けた線の長さが短すぎる等ミスをしてやり直しました。ものづくりに最も大事なのは、体力と集中力かもしれません!

ケースにプリント基板と電池を組み込みます。スイッチを入れるとLEDが無事光りました。しかし、オーディオプレイヤーをつなぎ音楽を再生すると、ヘッドホンの右が聞こえませんでした。なんてこった!

FRISKおじさんが原因をすぐに突き止めてくれました。ボリュームの端子の1つのはんだ付けが甘かったみたいです。すぐ直せるところで一安心。

ボリュームに午前中に選んだつまみを取り付け、ヘッドホンアンプの完成!!

最後に、オーディオプレイヤーにつなぐ接続ケーブルを作ります。ケーブルを好みの長さに切断し、ジャック端子をはんだ付けします。最後まで抜け目なくテスターでチェック。

つくったヘッドホンアンプとケーブルをプレイヤーにつなぎ、スイッチオン。ボリュームのつまみを徐々に回していくと……おおお! ヘッドホンからダイナミックに音楽が聞こえます!! これがあればもうヘッドホンの音量不足に悩むことはないでしょう。機能はもちろんのこと、FRISKから音楽を聞いているだけで人気者になれそうですね。私にとってはFRISK風ヘッドホン・アンプが手に入ること以上に、FRISKおじさんのものづくり修行が大充実の内容でした。ぜひお勧めしたいワークショップです。ビギナーも参加可能ですが、時間に余裕を持った方が良いかもしれません。ワークショップの開催日程は、Webページでご確認ください!

「FRISK風ヘッドホン・アンプ」を作ろう!

時間:11:00~18:00(昼休憩1時間、参加者の作業の進み具合により終了時間が前後する場合あり)
定員:5名 / 1日
料金:6480円(税込・材料費込)
会場:東京都千代田区神田練塀町3 富士ソフト秋葉原ビル 10F DMM.make AKIBA Studio
主催:DMM.make AKIBA
ワークショップ開催情報一覧:https://akiba.dmm-make.com/about/eventDetail/6

取材協力:DMM.make AKIBA

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